難易度と合格率

難易度と合格率

行政書士試験を受験すると決めてから気になるのが、難易度と合格率だと思います。ここではそれらについてご紹介します。

行政書士試験の難易度

まず難易度について。

これは他の資格試験と単純に比較するのは難しいですが、よく「宅建より上、司法書士より易しい」と言われます。「なぜ行政書士との難易度比較に宅建と司法書士が出てくるのか」と不思議に思われる方のために、これらの資格の関係性について簡単に説明します。

宅建との関係

まず宅建との関係ですが、宅建と行政書士の両試験において、重要度が高くなおかつ重複する科目があります。民法です。行政書士試験においての柱は行政法と民法なので、「宅建に合格した人が行政法を集中して学んで行政書士試験に挑戦する」というケースが非常に多いのです。

実際に宅建合格者が行政書士試験に挑戦すると、多くの場合は「行政書士試験は宅建の数倍難しかった」という感想なのだそうです。やはり試験内容の大部分が変わること、試験問題に記述式があること等から、難易度はグンと上がります。

司法書士との関係

勉強中

また、行政書士資格取得者が次に目指す資格で多いのが、司法書士だそうです。しかし司法書士試験では不動産登記関係の実務的な内容が出題されるため、行政書士試験の試験範囲とは大きく異なります。

合格率についても行政書士試験より下がるため、「行政書士試験より難易度が高い」と言われるのでしょう。

ただ、宅建、行政書士、司法書士はそれぞれ試験内容が異なるので、一概にどれが難易度が低い・高いと言い切ることは出来ません。受験生個人の主観による部分も多いと思います。

行政書士試験の合格率

次に行政書士試験の合格率ですが、その年によって大きく変わります。平成15年度以降の合格率は2.9%、平成16年度5.3%、平成17年度2.6%、平成18年度4.8%、平成19年度8.6%、平成20年度は6.5%と、合格率の低い試験ということが出来ます。

ただ、行政書士試験の合格基準は毎年あらかじめ受験案内に記載があります。下記は平成21年度試験の合格基準です。

(1)  合格基準
 次の要件をいずれも満たした者を合格とします。
ア  行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50%以上
イ  行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40%以上
ウ  試験全体の得点が、満点の60%以上で
(注)合格基準については、問題の難易度を評価し、補正的措置を加えることもあります。

他の受験生の出来・不出来に影響されることがないため、合格率云々よりも自分がどのくらい基準に近づけるかが鍵になります。そういった意味では「行政書士試験は自分自身との戦い」と言うことが出来ます。